医療法人 慈桜会 瀬戸病院

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2024.6.25 全体

RSウイルスワクチン「アブリスボ®」「アレックスビー」接種開始のお知らせ

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。

症状としては、発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。RSウイルスの初回感染時には、より重症化しやすいといわれています。特に生後6ヶ月以内にRSウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。また、喘息、慢性閉塞性肺疾患、心疾患、糖尿病、慢性腎臓病などの慢性の基礎疾患がある人や、免疫機能が低下している人は、RSウイルスに感染した場合、肺炎などを起こすことがあります。

 

 

アブリスボ®筋注用とは

アブリスボ®は、RSウイルス感染症を予防するワクチンです。妊婦さんに接種することで母体のRSウイルスに対する中和抗体価を高めて、その抗体が胎盤を通して胎児に移行することで、出生時から乳児のRSウイルス感染、感染による重症化を予防する母子免疫ワクチンです。また、60歳以上においても妊婦と同じ量を1回接種することでRSウイルス感染症の予防が期待できます。

 

  • 対象 24週(推奨28週以降)~36週の妊婦さん、60歳以上の方
  • 金額 33,000円(税込)
  • 予約方法 【要予約制】受診の際に担当医にご相談ください
  • 接種開始は2024年7月1日からです

【効能又は効果に関連する注意】

妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉
・本剤の臨床試験において生後6ヵ月までの有効性が検証されている。生後6ヵ月以降の有効性は確立していない。
・本剤の接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していない。本剤の有効性は妊婦への能動免疫により産生された抗体が胎児に移行することにより得られることから、本剤の接種後14日以内に出生した乳児においては、胎児への抗体の移行が十分でない可能性がある。

 

 

 

アレックスビー筋注用とは

アレックスビーは、60歳以上を対象とするRSウイルス感染症予防ワクチンです。このワクチンはウイルス表面タンパクの一部を抗原とした組換えワクチンである「組換えサブユニットワクチン」と呼ばれるもので、ウイルスそのものは使用されていません。

  • 対象 60歳以上の方                                                                                    肺気腫(COPD)・喘息・心不全・脳梗塞・脳出血・糖尿病・慢性腎臓病・血液疾患・免疫不全疾患・肝臓病などの持病がある方の接種が推奨されています
  • 金額 26,400円(税込)
  • 予約方法 【要予約制】受付にてお問い合わせ下さい
  • 接種開始は2024年7月1日からです

 

 

不明な点は、お気軽に受診時に医師や看護師、受付までお問い合わせ下さい。

 

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