2024年1月より、新生児を対象に「オプショナルスクリーニング検査」及び、「先天性サイトメガロウイルス(CMV)PCR検査」を始めます。どちらも希望制(有料)となります。
ー オプショナルスクリーニング検査/12,100円(税込)
生まれたばかりの赤ちゃんに、先天性の病気(約20疾患)がないかを調べる「新生児マス・スクリーニング」と呼ばれる検査があります。これは公費で実施されています。その新生児マス・スクリーニング検査には含まれないものの、早く疾患の可能性を知ることで症状を予防したり、重い障害を防ぐことができる病気があります。
オプショナルスクリーニング検査では、新生児マス・スクリーニング検査の対象とはなっていない9つ(女児は7つ)の疾患について、その病気になる可能性が無いかを調べます。
赤ちゃんのかかとから少量の血液をとり、血液の中の化学物質などを測定します。新生児マス・スクリーニング検査と一緒に行うため、赤ちゃんに大きな負担はありません。
【対象疾患】
ムコ多糖症Ⅰ型、ムコ多糖症Ⅱ型(ハンター症候群)、ムコ多糖症ⅣA型(モルキオA症候群)、ムコ多糖症Ⅵ型(マルトラミー症候群)、ファブリー病、ポンぺ病、重症複合免疫不全症、副腎白質ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症
*ファブリー病と副腎白質ジストロフィーは男児のみが検査の対象です。
ー 先天性サイトメガロウイルス(CMV)PCR検査/8,800円(税込)
サイトメガロウイルスは世界中のいたるところにいるありふれたウイルスで、唾液や尿に触れた手を介して感染します。胎児のうちに感染を起こしてしまうと、脳や聴力などに障害が生じる場合があります。
見かけは元気な赤ちゃんでも、生まれつきこのウイルスに感染していることがあります。感染をみつけて適正な対応をすることで、障害の程度を最小限にとどめることが大切です。
オムツに不織布をつけて採尿するだけで検査ができるので、赤ちゃんの負担は少なく済みます。
上記検査の概要は健診の際に書面でお渡しいたします。