医療法人 慈桜会 瀬戸病院

瀬戸病院ブログ

各クラスの様子や栄養科から季節のレシピなどをお伝えいたします。
2021.8.10 病棟より

妊婦さんへ 病棟助産師よりメッセージ13

皆さん、こんにちは。

瀬戸病院 病棟助産師です。

夏の暑い日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

 

私は最近姪が産まれたのですが、その時に義理の姉を見ていて感じたことも含めて、今回は出産後の育児、特に赤ちゃんの泣きについてお話ししていきたいと思います。

 

 

分娩が終わると、無事に赤ちゃんを産むことができた!と感慨を覚えるのもそこそこに、すぐに育児が始まっていきます。

 

 

赤ちゃんと向き合うお母さんたちにまず知っておいてほしいこと、それは

「赤ちゃんは色々なことで泣き、また理由なく泣き続けることもある」ということです。

 

 

赤ちゃんは泣くことでしか、自分を表現出来ません。

 

おっぱいが欲しい、おむつを替えてほしい、暑い、寒い、抱っこして欲しい、なんとなく嫌な気分、などなど。

授乳をしたりおむつを替えても、夜中の間何度となくぐずぐずと泣き続けることもしばしば。

 

 

授乳をして、おむつを替えて、抱っこをして、それでも泣き止まず、

「どうして泣いているの…私が悪いのかな?」と、疲れてしまった義理の姉から相談を受けたこともあります。

 

 

 

しかし先程お話したように、赤ちゃんは特に理由なく泣くことも多く、それは決してお母さんのせいではありません。

 

 

赤ちゃんの泣きに対して途方にくれたり、イライラしてしまう時には、まずお母さん自身のリフレッシュを図りましょう。

 

ご主人や他の家族など、誰か見てくれる方がいるようなら、赤ちゃんは一旦その人に任せ、自分は別の部屋でお茶を飲んだり、一息つくことをお勧めします。

 

 

預けられる人がいない場合は、赤ちゃんを安全な場所に寝かせ、赤ちゃんの姿が見えて声が聞こえる別室や、同じ部屋でも少し離れたところで、お母さん自身の休息をとりましょう。

 

赤ちゃんは泣いたままでもいいので、お母さんがしっかりリフレッシュ出来たら、赤ちゃんのところに戻って抱っこしてみてください。

 

 

 

近頃はコロナ禍ということもあり、育児中のお母さんたちは外出機会や周りの人とのかかわりが減り、不安やストレスを溜めこみやすい状況にあります。

 

 

赤ちゃんのお世話にせわしない日々ですが、時々お母さんご自身の気持ちにも目を向け、疲れたなと思ったら休むように心がけてみてくださいね。

 

 

 

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