皆さん、こんちには!
病棟助産師です。
寒さが身に染みる季節となりました。皆様いかがお過ごしですか?
今年も残すところあとわずか。
クリスマス・年末年始とイベントが盛りだくさんですが、妊婦さんはいつも以上に注意が必要となります。
そこで本日は、クリスマス・年末年始の過ごし方について触れてみたいと思います。
まずは食事について。
クリスマス、年末年始とご馳走だらけです。
クリスマスは、ケーキやチキンなど油を使ったものが多く目立ちます。
年末年始にかけても蕎麦に始まり、お餅やおせちなどカロリーオーバーになりやすく、保存食であるおせちには塩分がとても多く入っています。
これらを普通に摂ってしまうと年明けの健診では体重がかなり増え、むくみや妊娠高血圧症に繋がる可能性があります。
楽しいイベントですので、食べても良いのですが食べ過ぎには注意して、味付けも薄味のものを選んで、なるべく塩分を摂り過ぎないよう食事を意識してみましょう。
※授乳中の方もクリスマスに油を多く使った食べ物を摂りすぎると、乳腺が詰まりやすくなります。
乳腺炎やうっ滞を起こすことがありますので、食べ過ぎに注意しましょう。
適度な運動について。
寒さが厳しいこの時期、また今年はコロナのこともあり、なかなか外出も出来ないことと思います。
ただ、何もせず家にいるだけでは体重が増えてしまいがち、ストレスも溜まってしまいます。
妊娠初期の方はまだ体調が優れないと思いますので、家の中で出来る簡単なストレット程度でもよいでしょう。
中期の方はお腹の張りがない時は、ストレッチに加え天気の良い日にはお買い物がてらゆっくりで良いので、お散歩に出かけるのも良いでしょう。お腹が張って、安静にしても治まらない場合には病院に連絡を。
後期(37週以降)の方は、お産の体力もつける必要があるので、お散歩の距離を少し延ばしてみるのも良いでしょう。
その際お腹で足元が見えづらくなっていますので、注意して歩行しましょう。ご家族の方と一緒にお散歩すると安心です。
※お散歩の際には、温かい服装で、転びにくいスニーカーで、もちろんコロナ対策としてマスクもしっかりして下さい。
なるべく人ごみの少ない場所を選んで行動しましょう。体調がすぐれない、お腹が張るなどあれば散歩はしないでください。
以上のことを踏まえて、楽しいこれからのイベントをお迎えください。