皆様、こんにちは。瀬戸病院栄養科です。
汗をかくような暑い日と思ったら、肌寒い日もあったりと、体調管理が難しい季節ですが、元気にお過ごしでしょうか。
前回もお話しましたが、妊娠中は「赤ちゃんの分まで」と必要以上に食べたり、「栄養があるから」と同じ食材ばかりを繰り返し食べたりと、食事に偏りがみられる方がいます。
食べ方によっては、母体の体重が増えすぎになったり、赤ちゃんの成長に必要な栄養が不足してしまうことがあります。
妊娠中の週数により食事の嗜好・食事量に変化もみられるかと思いますが、今回は何をどのくらい食べたらよいか?ということについて簡単にお話をしようと思います。
前回、主食+主菜+副菜が食事の基本ですよ、というお話をしたと思います。
最近栄養指導をしていて気づく女性の食事の傾向は、ご飯(主食)は少ないのですが、毎食のようにデザート(お菓子)の付くような食事をされる方が多いように思います。
特に病気がない方に、デザートを「食べてはいけません」というつもりは勿論ありません。
甘いものを食べて「ホッとする」という経験をされたことのある方は多いと思います。
ただ、毎日・毎食、お菓子となると気になりますね。
それが何で出来ているのかしら??と、一度食べる前に考えてみて頂きたいです。
ちょっと脱線してしまいましたね。
「主食」の1食の目安量としては、
- ご飯なら女性用お茶碗1膳程度
- 食パンなら8枚切り2枚程度
- 茹でうどん(そば)なら1玉程度
「主菜」の1食の目安としては、大雑把に片手に乗る分くらい
- 納豆1パック+卵1個
- 魚の切り身1切れ
- 肉のスライス4枚くらい などにするとよいでしょう。
「副菜」の1食の目安としては120g程度
- 生の状態で両手に1杯
- 過熱してカサが減った状態であれば片手に1杯
ご自身の食習慣と比べてみてどうでしょう。
何か違いはありませんか?
赤ちゃんの成長は、ママの食事由来なので、これを機会にバランスや量をちょっと見直してみませんか?
次回は食中毒についてお話をしたいと思います。