皆さん、こんにちは。
瀬戸病院 病棟助産師です。
気温も上がり、肌にまとわりつくじめっとした季節になりましたが、外を眺めてみると綺麗な紫陽花が色とりどりと咲いてきましたね。
本日は『母子健康手帳』についてのお話です。
皆さん、母子健康手帳についてどのようなイメージを持っていらっしゃいますか?
「妊婦さんになったらもらう手帳」
「妊婦健診に必要な手帳」
「妊娠、赤ちゃんの記録をする手帳」etc
お一人お一人、それぞれのイメージを持たれていると思います。
母子健康手帳は日本が発祥で、小学生になるまで使える大切な手帳です。
母子健康手帳の役割は、妊娠中・出産・新生児・乳幼児とそれぞれの時期に、お母さん・赤ちゃんをサポートするアイテムです。
名前や住所、慎重、体重などなど妊婦さんに記入して頂く箇所がいくつかあります。
それはすべてお母さん、赤ちゃんをサポートしていくための重要かつ大切な情報です。
母子健康手帳はいわば、「ミニカルテ」のような存在となります。
「あ!書いてないかも!」と、ピクッとされた妊婦さん、記入してみてくださいね。
また、妊婦健診時に勿論母子健康手帳は必要ですが、何か緊急で病院受診をしなければいけない、
出かけ先で何かあった、等に備えて、母子健康手帳は妊婦健診時だけでなくいつも大切に持って歩きましょうね。
皆さんご自身が生まれた時の母子健康手帳を見たことはありますか?
私は成人を迎えた際に、母から私を妊娠していた時の母子健康手帳をもらいました。
弟の分も持っています。笑
母から受け取るまで、自分の母子健康手帳を見たことがなかったので、とても新鮮な気持ちでタイムカプセルを掘り起こした時のようなワクワク感と感動、そして嬉しい気持ちにもなりました。
私が生まれて30年経った今でも、ふと思い出すと母から受け取った母子健康手帳を開いて眺めています。
30年前の母子健康手帳と今の母子健康手帳。
時代は巡っても、母子健康手帳の根本は変わりません。
少し変わった点は、「妊婦自身の記録」を記入できるページが出来たことです。
妊娠中の今の気持ちや赤ちゃんへ向けてのメッセージ、またパパが書かれても素敵だと思います。
母と子の絆となる母子健康手帳。
お母さんと赤ちゃんのオリジナルの母子健康手帳を作ってみてくださいね。