皆さま、こんにちは。いかがお過ごしですか?
瀬戸病院栄養科です。
栄養士も、助産師さんに触発され、何か発信出来ればと思いブログを活用することにしました。
本来であれば、「母親学級」で妊娠中の食事について、情報の発信を行っているのですが、コロナの影響でなかなか機会が設けられずにいました。
通常より外出に気を遣い、自宅で過ごす時間が多くストレスを感じることも多いかと思います。
私自身も子供がいるため、毎日3食の食事作りに疲れを感じていますが、皆さんもおなじような気持ちなのではないでしょうか?
しかし、今皆さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、日々お母さんからの栄養をもらってすくすくと成長しています。
まずは自分自身の食事の内容をちょっと振り返ってみましょう。
朝食抜きの日はありませんか?
うどんやそうめんだけで食事をすませていませんか?
ジュースやお菓子でお腹を満たしてはいませんか?
おなかがいっぱいになることが、栄養がとれているということにはならないのです。
食べ物には役割分担があり、互いに働いてこそ体の成長へと繋がっていきます。
妊娠中は「赤ちゃんの分まで」と、必要以上にたくさん食べたり、「栄養があるから」といって同じ食事ばかり繰り返し食べたり、偏りが見られる方がいます。
食事の基本は「主食」+「主菜」+「副菜」のバランスが大切です。
このバランスがとれていると、おおよそ母体と赤ちゃんの成長に必要な栄養がとれていきます。
毎食毎食、手の込んだ食事を作ることが大切ではなく、先程の「うどん」だけ「そうめん」だけの食事にも、汁に茄子や長葱を加えて具入りの汁にし、冷ややっこをプラスするだけでも、食事の基本の形が作れると思いますよ。
ちょっと食べる前に冷蔵庫と相談してみてください。
皆様のお手元に、当院の「mother’s lesson」という冊子があると思います。
この機会に是非見てみてください。
バランスの良い食事をするために…(P24)というところを参考になさってください。
次回は、食事の量についてのお話をしたいと思っています。