医療法人 慈桜会 瀬戸病院

瀬戸病院ブログ

各クラスの様子や栄養科から季節のレシピなどをお伝えいたします。
2020.8.20 栄養科より

妊婦さんへ 栄養科よりメッセージ4

猛暑がつづいておりますが、暑い中コロナ対策でマスクをしながら熱中症にも気をつける・・

といった例年にない対応で、体調管理がとても難しく感じています。

 

今回は、妊娠中だからこそ気をつけたい熱中症予防のポイントについてお話したいと思います。

 

妊娠中は妊娠前と比べると、基礎体温が上昇するため気温以上に体感温度が上がります。

新陳代謝もよくなり汗もかきやすくなるため、妊娠全般を通じて適度な水分補給が必須です。

 

 

Q どのくらい必要なの?

 

A 一日で1.5㍑前後が目安と言われています。
( コップ1杯程度を数回に分けて摂るのが良いとされます。)
コーヒーや紅茶・緑茶などにはカフェインが含まれています。
一日1~2杯程度なら問題ありませんが、利尿作用もあるので大量に飲むのは避けたほうがいいでしょう。

 

 

 

★ 豆知識・・・栄養ドリンクや高カカオチョコにもカフェインが含まれています。
マザーズレッスンP31を参考にしてください

 

スポーツドリンクにはナトリウムが多く含まれており、熱中症予防に効果的ではありますが、

妊婦さんが日々の水分補給として飲むには糖分が多すぎます。

炭酸飲料や清涼飲料水をはじめ、果汁100%ジュースと言えど糖分のとり過ぎには十分注意してください。

 

 

 

 

★ 豆知識・・・この時期、ジュースやアイス・食欲が出ないから

そうめんだけといった糖質に偏ってしまうことはありませんか?

糖質の代謝には、特にビタミンB1(疲労回復のビタミン)が必要になりますが、

糖質をたくさんとるとビタミンB1が不足して糖質をエネルギーに変えることができなくなるため、

疲れやすくなると言われています。

(次回のブログでビタミンB群についてお話する予定です)

 

 

 

Q おすすめの飲み物は?

 

A ノンカフェインの飲み物を摂るのがおすすめです。
水・麦茶のほか、たんぽぽコーヒー・ルイボスティー・黒豆茶・コーン茶などもノンカフェインです。
最近はデカフェ(飲食物よりカフェインを取り除いたもの)もよく見かけるようになりました。
自分の好みの飲み物を見つけて、上手に水分補給をしてくださいね。

 

 

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